スマートフォンのリセマラ事情。

 こんにちは。LoLの簡単な記事を書こうと思っていたのですが、思ったより長くなりそうなのでそのうち上げます。
 その前に、前々から思ってたことを記事にしておこうかなと。スマホゲーのリセマラから、これからのスマホゲーの商品戦略について書きます。
 口下手ですが、要約するとリセマラはスマホゲーの可能性を狭めているということです。
多少長いので続きへ入ります。



 スマートフォンのネイティブアプリ、以下スマホゲーとしますが、基本無料であり気軽にできるという点が(もちろん有料のものもありますが)強みであると思います。
 しかし、その強みを消し去ってしまうのがスマホゲーのリセットマラソン、通称リセマラです。
 リセマラとは、チュートリアル終了後にある一回目の有料ガチャ等を引いて、目的のものが出るまでそれを繰り返すという作業です。
 これには賛否あると思うのですが、基本的にプロテクトしているスマホゲーは少ないのでグレーゾーンと言ったところでしょうか。
 そして、上でも述べた通り、この作業がスマホゲーの強みである気軽さを打ち消しているのです。
 もちろん、消費者の側としてはこの作業をすることなく、そのままプレイすることも出来ます。実際、そういったユーザーも多くいるでしょう。僕もどちらかと言えば、リセットマラソンはしない主義です。
 しかし、この作業をせずに進めてしまった時に、後々後悔することになります。リセマラで手に入るものが、時にかなりの価値を持っていることがあるからです。
 このリセマラは、スマートフォンのゲームとしても代表的な「パズル&ドラゴンズ」や「モンスターストライク」でも最初の関門として設けられていると言っても過言ではないでしょう。実際、僕が友人から勧められパズドラを始める際も、リセマラで☆5が出るまでは粘れと言われました。
 このリセマラが及ぼす効果はなんでしょうか? 
 企業側には、嵩増しされたDL数を公表できるというメリットがあります。ブランドという点では、やはりDL数というのは武器になります。もちろん、正式なDL数を公表している企業も多いです。
 では、消費者側としてはどうでしょうか? リセマラで強いカードが出たから続けよう。リセマラで出したカードで序盤を攻略しよう、ずっと使えるカードをリセマラで手に入れよう。こういった事はよくあります、そこが問題なのです。
 確かにリセマラには消費者にとって大きなメリットが存在します。数時間をかけてゲームをスタートさせることで、その後に有利に働くのです。
 だからこそリセマラを経験した彼らは口を揃えてこう言います、「リセマラをしないと後悔する」と。


 なぜ、気軽に始めることが出来て、気軽にプレイできるはずの基本無料のゲームに、時間の初期投資が必要なのでしょうか。
 リセマラが存在することで、ユーザーがゲームをスタートする敷居が大きく上がっているのです。
 これで悲しいのは、そのゲームの面白さが評価されない点です。なぜなら、プレイすることさえなくリセマラで諦める人が存在するのです。
 リセマラで何時間かけても、いい物が手に入らないとき。ユーザーは面白さなど微塵も感じず、疲労感や絶望感を手にするのです。 その後諦めてゲームをスタートするか?そんなわけがありません。もうそのスマホゲーへのイメージは
「疲労感」
の一言に尽きます。
 この状態が、スマートフォンゲーム業界ではずっと続いているのです。おそらく、パズル&ドラゴンズが先駆者だったと言えるでしょう。


 なら、なぜリセマラという制度は無くならないのでしょうか? それは、ユーザーがその制度に馴染んでしまったから。ユーザー自身、この作業に打ちひしがれながら、最初のガチャというものが無ければ物足りなさを感じてしまうのです。ならば、どうすればいいか。
 僕は2つ解決策が考えられると思っています。
 ・1つ目に、艦隊これくしょんのような商品モデル。リセマラを無くし、ゲーム自体にお金をつぎ込むのではなく、グッズなどの展開を広げていき、ゲームは無料でも支障がないようなシステムにする。
 艦隊これくしょんというゲーム自体はスマートフォンのゲームではありませんが、ゲームのクオリティ自体はそれほど差異はないので例として出します。
 しかし、これはあまりに現実的ではないのです。艦隊これくしょんというゲーム自体、奇跡の塊のようなもので、pixivやtwitterなどのユーザー主体となる口コミが爆発的に成功した場合にのみできる戦略です。
 ・2つ目に、最高レア度をレアガチャで出さなかったり、一回では絶望的なまでに確率を低くする。または、全カードを最高レア度まで成長させられる。などがあります。最高レア度をレアガチャで出さないのは、今はどうか定かではないですが、ブレイブフロンティアがそうだったと聞きました。
 このブレフロでは、最高レア度に進化するカードは絆ガチャ、要するに「無料ガチャ」でしか出ないようになっているそうです。もちろんパーティを埋めるためにレアガチャというのは大切でしょうが、無料で1キャラが埋まることでかなり選択肢を広げることができます。
 このシステムはかなり現実的で、また効果もあるものだと思います。


 スマートフォンのネイティブアプリゲームも近頃は似通ったゲームを多く出す時代から、新たなゲームシステムを組み込んだ多様性の時代に変わりつつあります。3DのMMORPGはアヴァベルオンライン、王道のオンラインRPGは剣と魔法のログレス いにしえの女神など、本格的なリアルタイム通信のゲームも少しずつ増えています。
 そして、このリセマラというのは、多様性の時代に見合わないものであると思います。もっと気軽でもっとゲームを試したい中堅ユーザーにとって、この敷居が大きな障害となっています。
 この障害を打ち破れるゲームこそが、次世代のメガヒットタイトルとなるのではないでしょうか。

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