Sivir – Chinese Artworks – Warrior Princess Sivir
先日、 Warlord’s bloodlustのアップデートに伴って、記事を書きました。
(関連記事 : 新しいWarlord’s Bloodlust(渇欲の戦神)は誰にマッチする? Patch 6.4マスタリー考察!)
あれから結構な時間が経ち、プロ達も Warlord’sと
Fervorの使い分けを始めました。
今回はProbuilds.netを参考にして、プロプレイヤーがどちらを採用しているのか、そしてその傾向からチャンピオン毎のマスタリーを分析します。
チャンピオンごとの解説(Pick率が高いチャンピオンをピックアップ)
JhinはそのPassiveによる高いボーナスADと、Single Targetのスキルが多いため、ADCの中で唯一Deathfire Touchを採用するチャンピオンです。Warlord’sはクリティカル依存が取り払われたことで相性が悪く、Fervorは言わずもがなリロード持ちのJhinとは相性が最悪です。Deathfire Touchを採用しましょう。
Lucianはスキル回転とパッシブの2回攻撃により、Fervorのスタックを溜めるのが早く相性が良いです。Essence Reaverが初手であることからもわかる通り、一発のダメージより攻撃回数を優先するチャンピオンであるため、WarlordsよりFervorを採用するのが適切でしょう。
CorkiはHybrid Damageを活かすためのThunderlord’s Decreeです。Thunderlord’sを取ることで、無理なく数値Hybrid Penを取ることができますし、CorkiはパッシブのおかげでThunderlord’s Decreeを発動させるのがとても簡単です。一発のダメージもあまり高くなく、また通常攻撃型でもないCorkiは、Warlord’sやFervorによる恩恵は受けにくいです。
スキル回転率がとてもよくスタックが溜めやすい、QがOn-hitであり実質的なAA回数が多いEzrealは、Fervorとの相性が良いです。スタックを溜めている間にPassiveによりASが上昇しますし、基本的にはFervorで良いです。序盤からガンガン行きたいなら、Thunderlord’s Decreeも悪くはありません。
Sivirはクリティカル依存なアイテム(ER, IE, +AS)の3つのアイテムを購入した後、高いダメージ+MSアップとスペルシールドによるタフさを併せ持つチャンピオンへとなります。PassiveやUltによるKiting、そして言わずもがなのスペルシールドにより、窮地からのダメージというのは他のADCにないSivirの魅力です。Warlord’sは減少ヘルスに応じて効果が上昇するため、クリティカル型のダメージかつタフさを両立するSivirはWarlord’sを採用しています。
Kalistaの魅力はASを上げて王剣やハリケーンによりRend スタックを溜めて、Eで爆破する!…というものです。そのAS型のビルドは、Fervor以外の余地を感じないと思っていたのですが、Warlord’sを採用するプレイヤーもいます。
KalistaはそのパッシブのKiting性能から、瞬殺されなければ回復できる状況を作るのが得意です。もしFervorによるダメージ増加よりも、敵にTanky DPSがいるなどして自身が回復できる状況を作りたい場合は、Warlordsを採用する余地はあります。しかし、悩むようであれば、Fervorでいいでしょう。
基礎ASが低く、一発のAAのダメージが高い代表であるCaitlynは、Warlordsの方が良いように見えます。
しかし、実際のところCaitlynはレンジを詰められたときの対処が少なく、減少ヘルスに応じたライフスティールボーナスを受けづらい面があります。FervorもAA回数の少ないCaitlynでは、あまり相性の良いマスタリーではないでしょう。どちらでも大して相性はよくありません。つまりどちらでもいいです。堅実的なWarlord’s、攻撃的なFervorです。Vayneなどを相手にするなら、序盤で有利を付けるためにFervorを選ぶなど、レーニングで攻撃的に立ち回るかどうかで使い分けると良いでしょう。
Asheは低CDのWによりFervorのスタックを溜めるのが得意で、追撃時や逃走時にも容易にスタックを溜めることができます。ただ、AsheもKitingが得意かつ、自己でスタンをかけられるUltなどを有しているため、低い体力で粘り強いKiteができます。ADCとしてとても著名なEDG Deftは、そういった点を評価してWarlord’sを採用していますが、それ以外のプレイヤーはFervorです。自分の立ち位置やKitingに自信があるなら、Warlord’sも考えられます。
とても意外だったのですが、VayneはFervorとWarlordsで同じぐらいの採用率でした。VayneはASタイプではありますが、UltやQを使ったDodge性能、そこからくるOutplay性能というのはとても魅力のあるものであり、それを高めるのがWarlord’sです。Fervorはスノーボール性能が高く、一方的に殴れる状況が作れれば非常に強力なのですが、Vayneはスキルがなくスタックチャージが遅いため、ダメージの底上げをするより回復した方が良いという判断なのでしょうか。
ドゥウウウレイヴウウウウン 一択
TristanaにFervorを持たせると、爆弾が爆発するまでスキルが発動せず、そのためスタックチャージまでのタイムラグが目立ちます。Tristanaは自己Peelが得意なチャンピオンであり、その射程の長さから減少ヘルスに応じて離れた立ち位置からガンガン殴れるポテンシャルを持っています。Warlord’sでいいでしょう。
LOLでは今これをやってるよ。今のKog’Mawはこれ!
…キャラメイクされるまで、まだまだこれでしょう。Kog以上に、AAの追加ダメージと相性のいいチャンピオンはいません。
ハリケーンを積みたいなら、Warlordsも合わせて積むとイイゾ!!モリモリ回復だ!
レーンで敵をボコりたい人はFervorがオススメです。というわけで、私はFervor積みますね。
あとがき
前回記事から見直してみると、ダメージというより低ヘルスで粘れるチャンピオンかどうかがカギであるように感じました。
最大%のLS20%ともなれば、かなりのヒール量になりますし、確かにそこは重要でした。盲点です。
皆さんもADCのマスタリーを見直してみませんか?