IEM Katowiceで大活躍! Jhinの正しい使い方とは?

jhin-splash-art.jpg
3月4日から6日まで、3日間のみ開催された世界大会”Intel Extreme Masters Katowice 2016“。
その舞台上で最も注目を浴びたチャンピオン、それがJhinです。
EUの王者Fnatic、そのADCarry “Rekkles” はプロシーンにJhinという新しい風を吹き込みました。
その実力は、前年度Worlds優勝のSKT T1にさえ、全試合1st BANさせるほど。
Jhinの正しい使い方とは? そしてSKTが恐れたそのJhinの力とは?
次回、”Jhinに秘められし力”  こうご期待ください。
……次回には続きません。普通に記事に続きます。


BAN / Pick

初めてJhinがPickされた試合はCLGを相手に1Game落とした、後のない状況。誇張せずとも、おそらくFnaticにとっての”秘策“であったと言えるでしょう。今回はこの試合をサンプルにしていきます。
CLGは非常にアクの強いSplit構成で、Ekkoで時間を稼ぎその間にPantheonが落ちてくる…という、カウンターも可能な構成です。対してFNCは単体へのCCが非常に多く、Pick upかつ同じくSplitが中心のチームであると言えます。
注目のJhinはred team側の2nd pick, “Rekkles” 彼自身の手によってPickされました。この時点では、おそらくCLGはJhinの事をまったく意識していなかったでしょう。そのため、同じく2nd PickのQuinnを見たCLGのリアクションが”Pantheon Ekko”というあまりに高圧的なSplit構成になったのです。
…つまり、阿部寛をPickしたら舘ひろしがPickされたようなものです。Split構成に対して、それ以上に強力なSplit構成をPickしたということですね。
この時点でのチームの序盤の狙いと言うのは、
CLGにとってはSplitの邪魔となるQuinnを抑え込むこと。そしてFNCにとってもそれは同様であり、Quinnを育てる事でSplitへの圧力を与えること。CLGは、Jhinという変なチャンピオンのことより、Mid LaneのQuinnを抑えておけば勝てるだろう…と考えていたはずでしょう。少なくとも、この時点では。
Jhinの強みとは?
Jhinは減少Healthに応じてダメージが上がるPassiveやUltから”回収屋“だと思われがちです。
しかし実際のところ、Jhinはとてもユーティリティなチャンピオンであり本当の強さはPick up支援やゾーニング…そこにあります。
それを物語っているのはWによるCCチェインや、Eのトラップによるオブジェクト察知能力、そしてUltです。
JhinのUltはその超射程以上に、非常にタイムラグがあるスキルです。1発だけ当てるならまだしも、4発全て当てるようなダメージ目的の使い方は非常に難易度が高く、合理的ではありません。
jhins ult
当たるまいとする敵チームは分散し、当たればRammus / QuinnのCCチェインによりPick Upされる。
jhin zoning
Tower Siegeではなく、あえてUltを展開し相手を威圧。チームが複数Marksman構成の場合はこういう選択肢もある。
jihinnzo.jpg
こちらも味方がMid TowerをSiegeしている時、牽制するためのUlt。敵はスローでなかなか寄ることができない。
言うなれば、CaitlynのAce in the holeをTower Siege前に使用し、一人を戦闘から弾き出す戦略と似ているかもしれません。あちらはダメージのみですが、JhinのUltはとても強力なスローが付いているため、時にダメージ以上に致命的に作用します。
相性の良いSupportは?

機動力がないJhinは集団戦に遅れたように見えるが、ThreshのLanternにより集団戦に参加。
その後Ultを展開し敵にSlowをかけ、もう一度Lanternで戦闘に参加している。

試合を見た方ならわかる通り、相性の良いSupportはico_Thresh.jpg Threshとなります。
Jhinは超射程の2つのスキルを持っているにも関わらず、AAは550という並の射程しかありません。
そのため戦闘中のin / outが激しいチャンピオンですが、BlinkやDashを持っていないため機動力は低い。それをサポートするのがThreshです。ThreshはLanternでJhinの機動力を補強してくれます。
Threshが使えなければ、AlistarやJannaなどが良いでしょうね。別に何でもいいです。Morgと組むとめっちゃスネアできます。
ビルドについて
IEMはMatch Historyを公開していないので、Probuildsを参考にしています。
追記 : 公開されていたようです。情報くださった方に感謝!
ただ、ProbuildsはPatch6.4, IEMはPatch6.3なので、今回はProbuildsを参考にしておきます。
mastrune.jpg
3311ecd4ee1c30f7816f58ab2ff17700.png
アイテムビルド
スタートアイテムはDorans_Blade_item_201603071959183b3.png ドラン剣で一般的なADCと変わらず。そこからitem_infinityedge.jpg  IEにラッシュし、次にstatik shiv Shivを購入。靴はitem_bootsofswiftness.jpg
なぜfirecannon.png RFCではなくstatik shiv Shivかというと、JhinのPush力がイマイチな点が大きいです。RFCはタワーにも有効ですがそもそもJhinは大したタワー割りの性能もありませんし、Shivでいいでしょう。
そこからは柔軟にビルドしていってください。blood.png 血剣、sash.png サッシュ剣、item_lastwhisper_20160307200524e65.jpg LW派生、gage Gageなどが候補です。
対策や注意点は?
CLGはSplit構成を選択したため、Jhinはとても動きやすかったように思います。
Jhinの弱点はSupportで補う必要があるほどの”機動力の無さ“であり、その対策は”Engage構成によるAll-in“であると言えるでしょう。
更にその対策として、JhinとしてはEngage構成に対しProtect Carryが得意なLuluなどをPickする事もできます。
また、JhinをPickする場合、Top / Jungle / Midにオブジェクトへのダメージが高いチャンピオンを配置したほうがいいでしょう。Jhinはリロード式のAAであるため、タワーを割る事に関しては長けていません。
lich.jpg
Jhinはタワーを破壊するのが遅いため、LuluがLich Baneを購入してTower Siegeを強化している。
まとめ
個人的には、まだ多くのチームがJhinに対して対策を練れていないように思います。そのためSKTはFirst Banを使ってでもJhinを封じたわけですね。今大会はPantheonやVladimir、Ekkoといったような変わり種のチャンピオンが出てきたように、メタの変化が感じられます。
私もNew metaを作り出そうと思ってLulu Jungleをやってみました。
CcoX6-wUkAARO2J.jpg
負けたと思った!?!?!?!?勝ちました!!!!!!!!!!!!!!

次回はLulu Jungleについて書きます。

PAGE TOP