何か面白いネタが転がってないかなーと思いながら数か月が経ち、ネタ切れを感じてきたので、ここらで1週間に1度書ける何かを書こうと思ったのが始まりです。
このシリーズではプロシーンでPickされた物珍しいチャンピオンや、新しいメタを紹介するエントリになります。私が見ている大会はLCK, NALCS, EULCS, LPL, LJLの5つなので、プロシーンという言葉はこの5つの大会という意味で捉えていただければと思います。
今週のプロシーンPick
カサディン
概要:
Summer Splitにおいてここまで数回Pickされているカサディンですが、最も大きな衝撃を与えたのはAfreeca vs SKTの試合でしょう。Fakerのブラッドミアに対してロームを中心とした動きで完全に優位に立ち、SKTを相手に13-0というパーフェクトゲームで完全勝利しました。
カサディンは近接攻撃チャンピオンですが、ブラッドミアのQのダメージをQで防ぐことができるため、レーンで大きく負けるということはありませんし、ブラッドミアは機動力のあるカサディンを止める手段がありません。どちらにもキルチャンスがあまりないマッチアップとなるでしょうが、サイドレーンにロームした際の影響力ではカサディンに分があります。
アイテムビルド
→
→
スキル
R>Q>E>W
ルーンマスタリ
スカーナー
概要:
ついにJungleで勝率の高かったスカーナーがプロシーンにも登場しました。PickしたのはEDG Clearlove。なんとプロシーンでピックされたのは去年の12月、オールスター以来となります。
序盤こそ冴えない展開となり、一時は8k差+バロンという状況になってしまいますが、スカーナーが中盤以降育ったヘカリムを完全にシャットアウトします。一見EDGはエンゲージ手段がなく構成として弱いように見えるかもしれませんが、敵がエンゲージするのを待つプロテクトキャリー構成の一つと言えます。この試合のEDGはほぼ一貫してピックアップとカウンターエンゲージの形を取り、敵のヘカリムやアッシュによるエンゲージを無力化し続けたのが勝利に繋がりました。
アイテムビルド例
→
or
or
スキル
R>Q>W>E
ルーンマスタリ(予想)
カシオペア
概要:
これまでもたまにピックされていたカシオペアですが、NA LCSで突然流行が来たようです。
メイジアップデートにより大きな変更を受けたカシオペアですが、ピックする理由はメイジアップデート以前と違い、カシオペア自身のダメージが目的ではないような気がします。例えばアッシュR + カシオペアWといったようなピックアップ支援、ゾーニング性能……これまではMage DPSのイメージが強かったですが、今はDoT + DPSのユーティリティメイジといった印象を受けます。
ダメージも高くユーティリティに優れ、これまでと同様Ult+Flashによる突発的なイニシエートも非常に強力です。ただWの仕様上、敵に張り付かれると対処し辛いです。そのため張り付かれない立ち回りが必要で、WとRで距離を保つことが重要になります。
アイテムビルド例
→
→ (対AD
) →
スキル
R>E>Q>W
ルーンマスタリ
今週の注目試合
Origen vs Fnatic – 2016 EU LCS Summer W4D1 Game2
Full Game → OG vs FNC – Game 2 Summer Week 4 Day 1 (EULCS1)
こんなにも見ごたえのあるゲームはおそらく1年に1度あるか…という試合。試合時間は終了時点でなんと80分25秒。ハイライトだけでも15分以上あります。
見ていない方がいればぜひ見ていただきたいですね。私はフルで見ましたが、長すぎて疲れたのでハイライトがオススメです。
あとがき
シャドウバースが流行ってますね。こっそり始めましたが、友達がいません。