スキルショットを回避する。プレイヤーにとって、それは非常に重要なメカニクスと位置付けられています。
例えば、ADCはアーリのチャームが一度当たるだけで死んでしまいます。エリスのコクーンが当たっても死んでしまうでしょう。これはADCに限らず、スキルショットが当たることで集団戦の結果が一変することはよくあります。
逆に、スキルを避けれたがために集団戦で勝利し、ゲームを終わらせることができた。なんてこともよくあります。
今回の記事では、敵が撃つスキルを回避する方法を少し取り上げてみます。
ミニオンを壁にしよう
レーン上では、貫通しないスキルに対して(ブリッツQ、モルガナQなど)常にミニオンを壁にする意識が重要です。ミニオンを壁にし、安全な場所をなるべく確保しながらレーニングを行うことが相手のスキルを受けすぎないコツになります。
ただし、このコツはとても基本的なものですが、これに拘りすぎないようにしましょう。ブリッツのQを警戒しすぎるあまりミニオンの周囲を回転していたら、徒歩で打ち上げを喰らいグラブも受けるというパターンはそれなりにあります。特に味方のサポートがいない時などは、ブリッツの間合いに入らないようにしましょう。
また、ミニオンを壁にするのを利用して、敵にスキルショットを当てることもできます。ミニオンをキルしたと同時にスキルショットを撃てば、ミニオンを壁にしていた相手にスキルが当たる確率は高いです。これを狙ってくるプレイヤーも多いため、壁にしている味方のミニオンが死んだときにはサイドに避けるのが良いでしょう。
上の動画は英語ですが、図解がとても分かりやすいので見るだけでも理解できると思います。ランダムに動くことと、ミニオンを使ったスキルドッジが説明されています。
スキルが飛んでくる前にランダムな動きをしよう
スキルショットを避けるというのは読み合いなわけですが、弾速の早いスキルというのは相手のスキルが見えてからではほとんど回避できません(エズリアルQ、リーシンQ、コーキRなど)。
そのため、壁になるようなミニオンがいない場合はランダムに動くしかありません。特に直線のスキルに対しては、サイドに回避することが重要です。
直線で飛んでくるスキルを回避する場合…簡単なもので言えばジャーヴァンのEQだったり、ヴァイのQであったりです。それを後ろに回避しようとすれば、かなり射程が長いので当たってしまいますが、横に回避すればほとんど当たることはないでしょう。特にジャーヴァンなどは旗を置いてからQで飛ぶまでワンテンポあるので、サイドに避ければまず回避できます。
これは集団戦でも重要で、敵集団に対してサイドステップを心がけていれば、スキルを回避できる可能性は高いです。サイドに動かなくとも、とりあえずスキルとAAのクールダウンの間はランダムに動くことを心がけましょう。
上の超有名なFakerの動画も、そのほとんどが敵チャンピオンと直角の動きをすることでスキルを回避しています。直線のスキルに対してはサイドステップを!
敵が自分の行動を予測していることを考慮しよう
今回は私のノーマルゲームの一幕から。この状況では、ヘカリムがエンゲージをして、敵のキャリーに突っ込んでいます。そこに自身のルシアンとジャンナが寄ろうとしていますが、下に敵のミッドレーナーであるモルガナが見えています。
敵のモルガナはルシアンとジャンナの動きを見て、戦闘に寄る動きをするのだろうと予測しているはずです。出来るならキルまで持っていきたいので、おそらくQ→W→Ultというコンボを入れるところまで考えているでしょう。
そのため、このシーンではモルガナがQのモーションに入ると同時に少し引くのが重要です。スキルを回避するのは直角…つまり相手から見てサイドに回避するのが重要なので、この場合であれば少し引くような動きになります。
モルガナはQを外してしまうと戦闘能力がガクっと落ちるので、このシーンではいっそ戦闘しようと少しモルガナの方向にブリンクを使用しました。ヘカリムの方向にブリンクして回避しても良いのですが、この時点では自分がジャンナより後ろにいるので、モルガナがジャンナを狙っていればブリンクした後に自分にヒットする可能性があります。
このように、スキルショットというのは基本的に読み合いです。特に重要な場面でのスキルショットはこの読み一つで戦況が変わることが多いので、”敵が自分の考えを予測している“ということを考えて回避するのが重要になります。
視界から消えたらスキルショットを撃ってくると思え
視界があるとないではスキルショットの避けやすさがかなり違ってきます。相手がスキルを撃っているかどうかがわからないからですね。視界の無いブッシュから放たれたモルガナのQに反応できるのは、フェイカーかスクリプターぐらいです。
それを利用しましょう。例えば追撃中、敵がコーナーなどで視界から消えた時というのはスキルを当てるチャンスです。なぜなら、敵はこちらがスキルを撃っていることが認識できないので、ほとんどの場合直線的に動くからです(もちろんレートによって変わってきます。これも読み合いです)。
逃走中に敵が視界から消えた時、最もスキルショットを警戒する必要があります。追撃中はコーナーなどで敵が視界から消えた時にスキルを撃ちましょう。「視界が無いのに当てられた」のではありません、「視界が無いから当てられた」のです。
気合い
敵のスキルに対して「ンッ!!!!」と声を出すと避けれることが多い気がします
※個人差があります
あとがき
次回は対象指定スキルを回避する方法を書きます。嘘です。